【ケアマネは要らない。】

【ケアマネは要らない。】

以前に

そんな意見が厚生労働省で審議されたことがありました。

ケアマネージャーがいなくても、

ご本人さんやご家族さんが介護保険を使えるように

するべきじゃないか、との意見が出ました。

というのもケアプランを作成するのにきちんとした

聞き取りや、情報収集・分析がない。

ご本人さんの希望やご家族さんの要望の根拠となっている原因分析もせず、

またサービス側の思惑などが優先していて、ケアマネージャーの存在が希薄である。

 

だから、「ケアマネージャー必要なし」というのです。

 

ちょうど介護保険法が施行されて、12年目ごろ

平成24年にそのことが議論され、存在意義を揺さぶられたのです。

それまでもケアマネージャーは質が悪い。ケアプランがなってない。

これでは、「介護サービス御用聞き」だ。など批判にさらされました。

それに対して職能団体である日本介護支援専門員協会、

また各地域の介護支援専門会協会も質の向上にむけた取り組みを行ないました。

また、ケアマネージャーが更新制(平成18年~)になり

5年ごとに更新研修を受けることが義務付けられるようになっていましたし

同時にケアマネージャーの上位資格としての主任ケアマネージャーの資格もできていました。

その当時でも、利用者主体のケアを実現するために身を粉にして

働いているケアマネージャーも全国に存在していたのです。

ケアマネージャーの仕事は、直接に介護するわけでなく、

利用するまでは、まったく目立たない存在です。

すべての介護医療が計画的に行われるためのコーディネート役であるのですが、

介護サービスのなかでは、存在うすめですね。 しかして

「ケアマネージャーの質」が介護の質全体に大きく関わってきます。

ケアマネージャーの仕事は「問題を解決すること」に焦点を当てた

対人援助アプローチであるといった特徴を持っています。

【介護がいるようになったご本人】と【家族を介護することになったご家族】

両方に【介護する、介護をうける】という問題がおこってくるのです。

これを解決するのに、ご本人とご家族へアプローチさせていただきます。

一緒に解決にむかいましょう。

このケアマネージャーという職業ですが、また、今、岐路にあります。

ケアマネージャーの人数が、この先、足らなくなり

援助に充分な時間が取れなくなってくることが予想されます。

山間部等の過疎地から、もう足りない状況が起こってきています。

国では、AIを導入してサービスの割り振りをして、基本的なプランを自動的に作り

ケアマネージャーの不足を補おうということを議論し始めています。

さて、AIでどこまでの援助ができるでしょうね。

ケアマネージャーの地位が安定し信頼を得て高い評価を得られないとなれば、

職業として選択する人が少なくなり、ますます不足する事態が深刻になると思われます。

それは、介護保険制度の危機でもあることです。

ケアマネージャーの資格所得には、一定の期間の実務経験が必要であることも、

ケアマネージャーが不足する原因でもあります。

介護職じたいが不足しているうえ、ケアマネージャーへのステップアップに

魅力が薄れているのです。ケアマネージャーと介護職との給与の差が逆転してきているので

苦労して、勉強してケアマネージャー資格をとる魅力が減っています。

 

私は地方の一人のケアマネージャーですが、

この仕事の魅力をお伝えしたいと思っております。

私どもは小さな事業所です。

地域への貢献としても、微力ながら、何かお役に立てばと考えます。

介護職で、気持ちのモヤモヤする方もコメント、お問い合わせください。

一緒につながりましょう。

お話することで、明日がみえてくるかもですよ。


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【ケアマネは要らない。】” に対して2件のコメントがあります。

  1. うめ より:

    こんばんは!
    今日は、お時間をいただきまして有難う御座います。
    お話をさせて頂き自分がやってきた介護は誇るべきものだと改めて感じることが出来ました。
    何よりも、「価値ある人間」だと言って下さった事が胸にしみわたりました。
    これからも、あの日々の糧を胸に頑張っていきたいと思います。
    介護中あるある話もうん、うんと頷く事ばかりで…
    でも、その過程があったから今があるのですよね。その過程が大事って言ってくださったことが嬉しかったです。(T_T)
    大変なお仕事でしょうが、お身体に気をつけて頑張って下さいね!
    これからも、よろしくお願いします。
    コメントが遅くなりごめんなさいです。

    1. yoppi より:

      未熟な私に、大事な経験を話していただいて有難うございます。
      大変な思いの日々をお過ごしだったと推察いたします。
      介護の大変さは、来る日も来る日も継続しなくてはいけないことだと思います。
      たとえ、5分、10分の作業でも、やめることができませんからね。
      これは、経験者しかわからないですよね。身近で今、辛い方の支えになってくださっているとのこと。
      敬服しております。また、いつでも当ブログにいらしてくださいね。

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