治す医療から支える医療への変換

函館の川口先生登壇・コミック はっぴーえんどの取材地です。

生きがい・助け合い・大阪サミット 第53分科会

医師・看護師などの専門家にいきがいや助け合いの
重要性をどう理解してもらうか。をテーマに
ディスカッションされた。

1.はじめに

進行役 村田幸子(福祉ジャーナリスト)

今までの医療というものは、

病気を治すということに重きを置いて、
当事者の思いとか生活を見ていなかったのではないか。

病を見て人を見ずという言葉がさすように、患者側からみれば
「私の体をもっと見てよ。」と言う思いがあったのではないか。

しかし、一方で患者はというと、自分の体でありながら
専門職の言うことであるから間違いない。だろうと、

「私には、よくわかりませんのでお任せします。」

と言うような、態度であった。

自ら自分の病を引き受けて、
それにきちんと向き合い、医師と一緒に治していこう。

と言う姿勢が欠けていた。と言うこともいがめない。

当然、そこには医療職と患者との思いに、、行き違いがあって
お互いの信頼に欠けていた。と言うことがある。

社会の仕組みから言うと、

生活の場に医療がやってくる。ということがなく
かろうじて往診と言うかたちはあったものの、

入院と言うかたちで医療を受けるということがスタンダードであった。

多くの人が『家で死にたい。』と願っても
結果、病院で看取るということになる。

そのような病院死が当たり前であった。

家の中から死が遠ざけられていた。

もちろん、どうしてほしいのか。どう最後を迎えたいかなど
いうような話題も話される事はなかった。

その中で医療に求められるものは大きく変わってきた。

今までは、治すこと医療であったが

QOL(クオリティー・オブ・ライフ)を目指す医療。
というようにかわってきた。

病を抱えながら、暮らし・その人をどう支えていくか。
と言う医療になってきた。

この大きな流れを受けて、

【これからの医療はどうしていけばいいか】ということを
考えていく分科会としたい。

この新しい「丸ごと支える医療」なんだ!という

意識改革患者側医療側

ともに地域住民あり方意識を意識改革
方向も含めて議論できる
分科会にしたいと思う。

 

2.函館オープンカンファレンスという取り組み

川口 篤也 (医療法人道南勤労者衣料協会 函館稜北病院副院長)

 

アドバンスケアプランニング(ACP)とは
意思決定能力があるあいだに、
本人や家族、医療者などと、介護も含めた
今後の「生き方」を話し合い、つづけていくことである。


厚労省では「人生会議」名付けて急速にひろまってきたが、
不適切な運用もみられている。

【どう死と向き合うか】と言うより【どう生きるか】
ということに焦点を当てて考えると言うことが

本質であると思う。

 

症例として、女性患者さんの生きがい探しを例にとると、

彼女は東京で「手タレ」といって手のモデルさんをやっていた。
ハンドクリーム等のコマーシャルで手だけ出演する仕事である。

故郷である函館に帰ってきて
結婚して子供を設けられたのですが、

あまり良い旦那さんでなく苦労して育てられ
その後、子供は大企業に勤めたのですが、

結婚したことで、お嫁さんにとられたと言う気持ちが強くなり、

認知症を患い、寂しさのあまり

飲酒を繰り返し、転んでケガをしてしまう。

一人暮らしができなくなり
サービス付き高齢者専用住宅で生活されていた。

「若い頃は、生バンドで歌ってたのよ。」と

プライドが高くデイサービス利用はいやで、
あいかわらず、
すぐにお酒に頼ってしまうような生活だった。

ある日、訪問診療時にうまく働きかけることに成功して
やっとカラオケマイクで歌をひと節口ずさむことができた。

それから、すっかりその女性は自信を得て、デイサービスに行くようになり

楽しく毎回歌を歌い、もちろん認知症があるので
何を歌ったのか覚えていないが、すっかり元気になった。
飲酒もしなくなった。

またある男性患者さんは、癌末期で家で生活することになった、
もともと競馬の好きな方で競馬に行きたい。
と言う気持ちがありながらも、

みんなに迷惑をかけると言い出すことができなかった。

函館に6週間ぐらい、競馬の函館開催と言うのがあって、

ボランティアで車を出し、行くことになった。

最初は二人ともためらっていたが
行ったら自分から友達にも声をかけ
競馬を楽しまれ、もう一度秋の開催にも
競馬に行くことができ、次の冬に亡くなった。

退院して家で帰って、何かのきっかけで生きがいをみだし
人生終わるわけですが、このことを急性期病院の医療職に
理解してもらうためにどうしたら良いか考え、
デスカンファレンスを開くことにした。

退院した急性期病院で開催することによって
入院中に関わった医師、看護婦が気軽に参加でき、
自分たちが、院内で関わった患者さんが、
どのような人生の最期を迎えたかと言うことを知り、
支えるためにどれだけの人が関わったのかを知ることになった。

「ああ、家に帰ってこういう事をしたかったのか。」

と気づくことになり、退院後の生活に考えがおよぶようになった。

医師、看護師から、一人の人として、患者に関わる方向になったきた。

地域で支える医療への理解に繋がっていく実感を得ている。

回を追うごとに参加者が増え、定員越えにて、
参加お断りをすることになる程に育って来ました。

毎回100人を越す参加を得ることになり、

患者の後ろにかくれていた、生活に、
病棟医療者の意識がむくことに
期待がたかまる。

函館の在宅医療を取材して描かれたコミックです。
川口先生似の医師も登場します。

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3.前半の感想

クオリティー・オブ・ライフ、直訳すると
【生活の質】【生命の質】としたらいいでしょうか。

ただ、生きているというだけ、心臓がうごき息がある。
というだけでは、質の高い生活とはいえない。

その人が、望み、選んだ生活ができ、
そのなかに、楽しみや生きがいがあり、
人とのつながりがあり、絆がある。

人生の最後において、本人が選んだ場所にかえり、
のこされた日々をすごしたいと思えば、かなえる。

あたりまえであろうことが、この国からなくなっている

病院で死亡することがスタンダードとなって
死が世の中から隠されている。

死が隠れているから、生の尊さがわからない。
生を軽くあつかい、「死ね」「死ね」と
若者、子どもが口にする。

医療は専門家され、細分化されて、医師は人として患者をみるより、
臓器としての機能回復のみを診ている。

これからは、死にいくものへの見守り支える医療は必要だ。
先端、先進医療では解決できないことがふえてくる。
人々の暮らしを支え、生きがいをとりもどし
尊厳をもって老いと死をむかえいれるための医療だ。

感情や心がともなうのが介護の世界だ。

ケアマネージャーは医療と介護の渡し役としての
期待をうけながらも、もとめられている仕事に
追い付いているのだろうか。

看護師は、ケアマネに不満があるかもしれないが、当然のことだ。
おなじ方向を向いて、利用者のQOLを考える立場だが
すこし立ち位置がちがう。

介護職あがりのケアマネは、良くも悪くも、
患者、家族の感情を推し量ろうとする。
家族の思い、本人の気持ちが、医療や、介護に反映したい。

感情は、医療という理性の世界からは真逆である。

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垣根をこえた議論が必要となっている。

 

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