人が持っている、2つ目の機能

私たち人は加齢とともに、衰えていきますが、

衰えない機能もあります。

 

1、身体的機能は年齢に勝てない。

 

身体の機能は、年齢とともに衰えていくことは

避けることはできません。

内臓も加齢とともに機能が落ちてきます。

 

血管も動脈硬化など、硬くなってもろくなってきます。

コレステロール値や血圧などもあがってきます。

高齢者は私たちのお世話をする対照で

一方的に援助される存在であるとついつい考えて

しまいがちです。

前編はこちらから

2、年齢や身体機能に影響されない、社会的な機能

人は、身体的な機能のみで生きているわけでありません。

どちらかというと、社会的な存在として生きており

社会的な機能は、年齢を重ねても、障害を持っていても

環境さえ整えば、維持することができます。

 

自分の活動できる環境があれば、自分で呼吸さえできない

筋萎縮症の方のなかには、自分の事業を展開して

事業主として、社会参加を続けています。

 

まさに、参議院議員になられた舩後さん、木村さんも

障害による影響をケアしてもらえる環境を整えることで

乗り越えようとしています。

 

もちろん、いろいろな考え方もあるのでしょうが、

けっして彼らが一方的に支えれれている存在ではなさそうです。

それぞれの強みを生かすことでその人らしく

日々を望み通り、理想的に生きることもできるでしょう。

 

尊厳という言葉がありますが、最後まで「シモ」の世話になりたくない。

ということも尊厳ではありますが、本人が選択した人生を最後まで

送ることができるのも尊厳と言えるでしょう。

 

人にはそれぞれ、その人にしか出来ないこと

生きるよりどころとなるものを持っています。

 

それを発揮できる環境を用意できれば

最後まで健康に生きている。といえるのではと思います。

3、高齢化社会で必要とされる医療とは

 

ケアということにおいて、医療の関わりにおいて

今までの医療が高齢者には通じにくくなっています。

 

先進医療は若い人の病気に対しては非常に有効です。

元々の身体が健康で、なにがしかの事故で病気がおこります。

病気は単発で急激におこります。

 

かたや、高齢者は、身体に衰えがあり、

いくつもの疾病を併せ持っています。

それが複雑にからみあっています。

 

なんとか、健康そうに保てているのですが

なにかのきっかけで発病します。

治療してもすんなり治るというのが難しいです。

 

治療のために、入院し治療しても

治療のために老化が進んでしまいます。

 

検査のための絶食や点滴などでじっとしたりで

運動ができないので筋肉量が減って弱ってしまいます。

入院中に肺炎をおこしてお亡くなりになることもあります。

 

高齢になれば、たくさんの病気をかかえることになります。

骨粗鬆症、膝関節痛、高血圧、高コレステロール症など

また、睡眠障害がでてくるので睡眠導入剤なども

処方されたりします。

 

整形外科、内科、などなど

多くの専門医に受診することになり

病気の一つ一つに薬がでます。

 

そうすると、とんでもなく沢山のお薬がでることになり

老化で、腎臓などの機能もおちているため

体外に排泄されていかず、身体に溜まってきて副作用も起こりやすくなります。

 

4、実際にある医療のズレ

 

私の聞いた、笑えない話ですが、

 

都内で一人暮らしをしている「たけさん」というおばあさん

年齢は86歳で要介護3で歩くのが出来なくなってきて

這って暮らしている。物忘れもあり、認知症が疑われる。

 

ヘルパーさんが食べ物を買ってきてくれるので、

こたつでそれをボツボツ食べて暮らしている。

 

足腰が痛いからと整形外科でお薬をもらってくる。

内科にもかかっていてお薬がでている。

眠れないからと心療内科でもお薬がある。

 

食直前、食間、食後、睡眠前と一日に何度もお薬を飲まなくては

いけなくて、とても認知症のあるおばあさんが

きちんと飲めているとも思えない。

でも、とても元気に暮らしている。

 

ある日、息子さんが来て、

「これは大変だな。今日は僕がきちんと飲ませてあげよう。」

きちんと飲んだ数時間後、

 

「たけさん」は意識障害をおこして病院に運ばれた。

 

きちんと飲めてなかったから、元気だったんだね!笑笑

 

5、多過ぎる薬は、健康を害する。

 

傷病にあわせて、薬を処方しているうちに

あれもこれもと、多剤になって

お薬が多過ぎることの弊害がでてしまうことを

ポリファーマシーといい、薬のいい作用を得られないことが

問題視されるようになってきました。

 

また、おうちに薬が多量に余っている状態をみつけたら

その情報を主治医に提供するようにケアマネージャーは

求められるようになりました。

 

だいたい、5剤〜6剤以上を併用するあたりから

ポリファーマシーがおこりやすくなるといわれます。

 

足がもつれやすくなったり、ぼんやりするために

転倒のリスクもあがると言われています。

 

病院もお薬を整理して飲みやすくし

効き目が確かで、効率的な使い方をして

くれるようになってきていますので、

遠慮せずに医師や薬剤師に相談しましょう。

 

お薬が飲めていないことに気づいたときは、

医師や病院に知らせるようにしてあげてください。

 

飲みやすいお薬も開発されてきていますので

ご本人にあったように考えてくれます。

 

6、まとめ

 

高齢者への医療は

生活できる環境を整えてあげるための医療との

とらえ方が生まれてきています。

 

老化を忌み嫌っても、長生きすれば避けられないですね。

認知機能が衰えるのも、当たり前といえば当たり前

老いるということを受け入れながらも

すこしはお薬の力を借りて

痛みや、不安をおさえながら、

人生の最後を有意義に生きがいをもって

過ごすのがいいのかもしれませんね。

なによりも、生きがいがあり、

居場所をもって暮らしていることが

幸せな人生といえるでしょう。

 

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人が持っている、2つ目の機能” に対して2件のコメントがあります。

  1. セフィママ より:

    よっぴーさん、こんにちは!
    高齢者の生活出来る環境を整えてあげる医療、とっても共感しました(^^)

    1. yoppi より:

      今の医学教育では、専門化するばかりで総合内科医が少ないのだそうです。地域を支える医療とはどういう医療でしょうね。

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